■中小企業省力化投資補助金がまもなく始まります!
中小企業省力化投資補助金とは、人手不足に悩む中小企業等に対して 、省力化投資を支援する補助金制度です。
IoT、ロボットなどの人手不足の解消に効果がある機器を導入する事業費用の一部を補助してもらえるため、中小企業等にとってはとても魅力的な補助金です。
中小企業等が省力化機器を導入することで、付加価値額や生産性向上を図り、賃上げにつなげることを目的としています。
人手不足の解消にフォーカスした補助金制度で、2024年度に新設されたこともあり注目を集めています。
(出典:経済産業省関係令和5年度補正予算の概要)
■省力化補助金で導入できる製品は?
省力化補助金では、IoT、ロボット等の人材不足解消に効果がある汎用製品を導入することができます。
・IoT
・ロボット
補助事業者は、「カタログ」に登録されたIoTやロボットなどの省力化製品を選択して導入する方式が採られます。
省力化製品は、リースやレンタル、中古品は補助対象外となります。
新品を購入したときのみ補助の対象です。
省力化製品本体のほか、製品の設置作業や運搬費、動作確認の費用、マスタ設定等の導入経費も補助対象になります。
■省力化補助金を活用できる業種は?
省力化補助金は、建設業、製造業、物流・倉庫業、卸売業、小売業、宿泊業、飲食業、介護業などが主な業種となります。
ひとくちにIoTやロボットといっても、世の中にはさまざまな機器が出回っています。
どのような省力化製品が事業の取組とマッチするのか、業種ごとにみてみましょう。
【建設業】
働き手の高齢化が進む一方、建設業の需要そのものは拡大しており、人材供給が間に合っていない現状があります。運搬ロボットや測量ドローン、溶接ロボットなどさまざまな工種で省力化の効果が見込めます。
・荷揚げ用のウインチ
・建設資材の運搬用ロボット
・着工前に現場の地形を把握するための測量ドローン
・資材の運搬用ドローン
・鉄骨溶接ロボット
【製造業】
「製造業就業者数の減少」「製造業の若者離れ」により、人手不足が深刻化しています。
その中でも特に技能人材の不足が突出しています。
製造業では、組み立てや溶接などの生産工程、付加価値を産まない搬送工程などをロボット化することで人手不足対策に効果が生まれるでしょう。
・自動組立ロボット
・溶接加工をロボット
・自動搬送ロボット
【物流業・倉庫業・卸売業】
「商品の運搬」「仕分け・入出庫」「荷物のパレタイズ」などの工程がある物流業・倉庫業はロボットによる省力化が適している業種といえるでしょう。
自動化によりミスの削減にもつながり、更なる生産性向上が図れます。
・自動運搬ロボット
・ピッキングロボット
・積み下ろしロボット
【宿泊業・飲食業・介護業】
飲食業や介護業は、他業種と比べて人手不足度合いが高く、早急な手立てが必要です。
これらの業種は、サービス提供における工程が多いため、省力化機器を導入することであらゆる工程で省力化が実現できます。
・自動調理ロボット
・自動配膳ロボット
・自動清掃ロボット
・自動受付ロボット
■まとめ
2024年度から始まる省力化補助金は、人手不足に悩む事業者にとってこれを解消できる魅力的な補助金制度です。
省力機器のメーカー・販売店にとっては自社の製品を拡販するチャンスでもあります。
第1回公募から申請が殺到すること予想されます。
スタートダッシュできるよう早めの準備を進めましょう。
省力化補助金サポートオフィスでは、省力化補助金の申請サポートを行っています。
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